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はじめに


昔、「タカラのプロ野球カードゲーム」というものがありました。

おもちゃ屋さんで、1チーム分のカードをセットで売っていて、カードの表には選手の写真、裏にはサイコロ2つの組み合わせによってヒットとか、ホームランとか、書いてありました。

もしかしたら詳細なルールがあったかもしれませんが、サイコロを2つ振るだけで、何となく簡単にゲームができたことだけ覚えています。

サッカーが好きな子供用に、これのサッカー版はないものかと探してみたものの、上記の野球カードすら、もう販売されていないことを知って驚きました。これだけコンピュータ・ゲームが進化しているので、カードとサイコロの単純なゲームなんて時代遅れなのでしょうか。

でも、カードとサイコロで遊ぶことは、想像力は無限なだけあって、やはりおもしろいと思うのです。カードを集めるのも楽しい。

というわけで、サイコロ2つを振るだけのサッカー・カードゲームを作ってみました。

そのカードの作り方とルールをこのブログで紹介します。

カードさえ作れば、簡単で楽しいゲームができます。足し算を習った小学1年生から楽しめます。

うちの子は、小学2年生になって、自分でカードを量産し始めました。好きなサッカー選手のカードを自分で作れるのはとてもうれしい。

サイコロを振って、お気に入りのサッカー選手のプレーを想像しながら、対戦できるこの「簡単サッカー・カードゲーム」。皆さんもやってみませんか。


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カードの作り方


まず2チーム分のカードを作る必要があります。
用意するものは、市販されている名刺サイズのカード。

1チーム分、11枚のカードを作ります。
11枚の内訳は、FWカード4枚、MFカード2枚、DFカード4枚、GKカード1枚。

(注)FWとか、MFとか、枚数のバランスについては、フォーメーションを考慮していません。あくまで、ゲームバランスのための大まかな設定で、このカードゲームではフォーメーションの要素はありません。「FW4人、MF2人・・・って、誰をどう分ければいいのか」と疑問に思うかもしえませんが、ルールを確認した後に、何となく設定していただければと思います。

FWカードは、以下のように書いておきます。

FW 本田
ドリブル、パス 5
シュート 6

はい、ほんとにこれだけ。この程度なので、11人、2チーム分を作るのも、何とかできるのではないでしょうか。

5とか、6とかの数字は、この数字とサイコロ2個の数字が足し算されることになります。6が最強だと思ってください。並のFWカードは、3や4を書いておき、ちょっと強い選手や、好きな選手の数字を5や6にします。

FW 香川
ドリブル、パス 6
シュート 5

香川はシュートもいいけどアシストもうまいな、と思ったときは、こんなふうに6と5を割り振ります。
我が家では、イタリア代表のバロテッリや、イングランド代表のルーニーの数字だけ、シュートで7を使ったりしています。ゲーム・バランスの関係で、7が上限でしょうか。

ちなみに、うちの子は、このカードに選手の背番号や、国名、チーム名なども書いています。日本代表、ACミランとか。ここで注意することは、記入はすべて表にすること。ゲームのときは裏返して使いますので。

次は、MFカードの前に、DFカードについて説明します。
DFカードには、以下のように書いておきます。

DF 駒野
カット、クリア 3

これだけ。数字は3を平均に、たまに4の人がいるくらいにしてください。DFの数字が大きいと、なかなかシュートまでいかなくて、ゲームとして盛り上がりに欠けます。

でも、これだとDFカードに差がつけられなくて、つまらないですよね。そこで、例えば、インテルの長友選手は点も取るな、と思ったときは、以下のような数字を書いておきます。

DF 長友
カット、クリア 3
ミドルシュート ※6~5

このミドルシュートの意味は、後でゲームのルール説明のところで言及しますが、※の意味は、ゾロ目のことです。ここで簡単に説明しておくと、サイコロ2個を振って、6,6か、5,5が出たら、ミドルシュートが決まると思っておいてください。なので、※6~5より、※6~4の方が、強い選手になります。ただし、DFカードの場合は、※6か、※6~5くらいにしておいてください。なぜかというと、MFカードとの差をつけるためです。

それでは、次にMFカードの説明に移りましょう。
MFカードは2枚。例えば、今の日本代表チームだとすると、遠藤選手と長谷部選手にします。この辺りは、勝手に決めてしまいます。

MFカードの特徴は、FWカードやDFカードより数値が低いけど、ミドルシュートが打てるところ。ミドルシュートが何なのかは、ルールのところで詳しく紹介します。

とりあえず、カードはこんなふうに作ります。

MF 遠藤
ドリブル、パス 5
シュート、カット、クリア 2
ミドルシュート ※6〜1

ドリブル、パスはFWの選手と同様に。でも、パスが出しやすいように少し高めに設定します。ですが、シュートとカット、クリアの数値はほとんど2にしてください。
ミドルシュートは※6〜1か、※6〜2にしておきます。

最後はGKカードです。
GKカードは簡単です。数値もすべて同じ。

GK 川島
セーブ 4

数値はどのGKカードも4にしてください。これだとキーパーの個性を出せないのですが、一応ゲーム・バランスの関係もあり、ここは同じなのが公平かな、と。サイコロの出方で、うおー、今日の川島、調子いい!なんて叫ぶことができますので、気にしないでください。我が家では、スペイン代表のカシージャスのみ、セーブ5にしてあります。

さて、これで1チーム、11人の準備が整いました。これを2チーム分作って試合開始です。ゲームに必要なのは、この2チーム分のカードと、サイコロ2つだけ。サイコロをふるたびに、遠藤が本田にパス!とか、本田がドリブルで持ち込んでそのままシュート!なんて言いながら盛り上がることができるカードゲームです。それでは、いよいよルール説明に入ります。



ルール


サッカーカードゲームのルールを説明します。

準備するもの
・カード1チーム11人を2チーム分
・サイコロ2個

それでは、実際にゲームを遊んでいるという設定で、進めていきましょう。今回は、日本代表チーム対イタリア代表チームという設定にします。

(カードの置き方)
まず対戦するには、向かい合って座ります。
自分のチームのカード11人の構成は、FW4人、MF2人、DF4人、GK1人となっています。カードの作り方については、別のページを参照してください。

自分の左から、FWカードの束、DFカードの束、GKカードと横に並べて置きます。MFカード2枚はというと、1枚ずつFWカードの束とDFカードの束に混ぜてください。つまり、5枚のカードの束が2つとGKカードが並んだ状態です。そして、GKカードだけは表にしておきますが、FWカードの束とDFカードの束は、それぞれよく切ってから裏にして置きます。

(先攻後攻の決め方)
サイコロを一つずつふって、出た目の大きい方が先攻です。ここでは、日本代表の先攻とします。

(試合開始)
まず日本代表のFWカードの束から一枚ひいて、真ん中に出します。おっ、本田が出ました。イタリア代表の方は、DFカードの束から一枚ひいて、同じように真ん中に出します。こちらはボヌッチが出ました。

シュートができるまでに2ステージあると思ってください。第一ステージがフィールドの真ん中辺りの攻防、第二ステージがゴール前の攻防、そしてシュートチャンスです。

(第一ステージ)
本田のドリブル、パスの数値は5です。対するボヌッチのクリア、カットの数値は3。本田からサイコロ2個をふります。

ここで重要なのが、ドリブルかパスを宣言した上でサイコロ2個をふります。ドリブルを選んだら、第二ステージも本田カードを使えます。パスを選んだら、第二ステージのためにFWカードの束からもう一枚ひきます。ひいて出た選手を使うのです。

それでは、本田のドリブル。サイコロ2個の目と数値5を足します。例えばそれが12になったとします。対するボヌッチはこれより大きい数にしなければなりません。ボヌッチの数値は3ですので、サイコロ2個で10以上を出さなければなりません。本田の方が大きい数だったときはドリブルでボヌッチを抜いた、となり、第二ステージに進みます。

(第二ステージ)
第一ステージでボヌッチをドリブルでかわした本田。イタリア代表は、DFカードの束からもう一枚ひきます。今度はバルザーリが出ました。バルザーリのクリア、カットの数値は4です。

本田は、ここでもドリブルを選択してサイコロ2個をふります。パスを宣言したときは、次のシュートチャンスでFWカードの束からひいた次の選手を使います。本田のシュートの数値は6。数値が高い場合はそのままドリブルをして自分でシュートを打った方が有利です。

両者、サイコロ2個をふって、またしても本田の数が大きく、本田、ドリブル成功です。

(シュートチャンス)
第二ステージの次は、シュートチャンスです。イタリア代表は、GKカードのブフォンを出します。ブフォンのセーブの数値は4です。これに対し、本田のカードの今度はシュートの数値を見て、6。これでサイコロ2個をふって出た目の合計を足します。

本田のシュートと言いながらサイコロをふって、本田の数字がブフォンの数字を上回れば、1点です。

シュートが決まったら、攻撃と守備を交代します。つまり、イタリア代表のFWカードから一枚ひいて、日本代表のDFカードから一枚ひいて、第一ステージ、イタリア代表の選手がドリブルかパスを宣言してサイコロをふります。

今回は、本田のサイコロが良くてシュートチャンスまで持っていきましたが、途中、DFカードの数字の方が高ければ、その時点で攻撃と守備を交代します。バルザーリがゴール前でクリア、というふうになります。

数値とサイコロ2個の合計が同じだった場合は、もう一度、サイコロを振り直します。ドリブルで抜きつ抜かれつといったプレイが想像できると思います。もしくは、シュートチャンスのときは、キーパーがはじいたこぼれ球をもう一度シュートなど。ほんと、やってるといろいろ想像できておもしろいですよ。

(ミドルシュート)
さて、途中でMFカードが出たり、DFカードの場合でも、ミドルシュートの数値が書いてある選手がいます。この場合、サイコロ2個をふって、カードの数値と合うゾロ目が出たときは、その時点でシュートが決まったということで1点が追加されます。シュートが決まった場合は、実際のサッカーと同じく、点を入れられた方から攻撃が始まります。また第一ステージからスタートです。

時々、ミドルシュートが出ます。フリーキックだったと想像してもいいですし、DFのサイドからの攻撃ということにしてもいいと思います。

攻撃側が有力な選手のカードだったりしたとき、いきなりゾロ目が出て、ミドルシュートが決まると、ゲームとしてかなり盛り上がります。せっかく強いカードで攻めていたのに、となるのです。

(ゲームの終了)
FWカードの束もDFカードの束も5枚を使い切ったら、また改めてカードをきって裏にして使います。そして日本代表、イタリア代表どちらかのDFカードが2巡したところで試合終了です。つまり、どちらかがDFカードを10枚出したらその時点で終了というわけです。攻撃側は最大で5回、シュートチャンスまで行けるはずです。

1試合、10分くらいで終わるので、とてもスピーディ。たったこれだけのカードゲームですが、やってみるといろいろ想像できておもしろいですよ。好きな選手が出るとうれしいですし、強い選手(数値の高い選手)が出たときに、サイコロの目が良かったり、悪かったりして一喜一憂することになります。

カードの数値とサイコロ2個の目を足すので、足し算の練習にもなります。実は小学1年生の子どもの計算の練習にいいのではないかと思って、子どもの好きなサッカーと組み合わせられないものかと考えて、このカードゲームを思いつきました。今では、私より子どもの方が足し算が早い。でも、3試合くらいやっていると、脳みその体力の関係からか、私の足し算の早さが逆転しますけどね。


(おしまい)